物件選ひの流れを変えよ

夢のマイホームを買って、その夢が悪夢だったことを知る。そうならないために、物件
探しのプロセスから考えてみたい。
多くは、次のようなステップで家探しをしている。まずは、①通勤している会社や子ど
もの学校を基準に、通勤、通学に便利な場所、親元に近い場所、学生時代過ごして慣れ親
しんだ場所、など住みたい地域を特定する作業から開始するだろう。次に、②その地域内
の物件をインターネットなどで探し、よさそうな物件があったら登録されている不動産業
者へ連絡する。もしくは、不動産業者に希望を伝え、物件を探してもらう。③魅力的な物
件が見つかったら、価格について検討する。
この流れは一般的ではあるが、大きな問題をはらんでいる。ある程度の予算を設定して
物件を探すものの、魅力的な物件はなかなか見つかるものではない。いろいろな物件を紹介してもらっているうちに、もう少し出せばもっといい物件が手に入ると思うようになり、
予算オーバーしてでも手に入れようとする。一生を考えれば、そのほうが逆に安上がりだ
と理由をつけるようになる。魅力的な物件から探す方法は予算オーバーになりやすい方法
なのだ。
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200万円の車を検討している人が、もう200万門出したらもっといい車が買えると
予算を増額することはほとんどない。ところが、3000万円の家を探している人が、も
う200万円出せばもっといい家が買える、という話はそこら中に転がっている。中には
「たった200万円」と言ってしまう人も出てくる。大きな金額の買い物をするときほど、
金銭感覚が狂いやすい。この予算オーバーに注意しなければ家計を破綻させてしまうキツ
カケとなるかもしれない。
こうした手順で探している限りは、買ったほ、つがいいと思える物件に出合える確率は低
い。物件を探す手順から変える必要がある。
まず最初に住みたい地域をおおまかに決めるのは、変える必要はない。次の手順が重要
だ。価格の条件からスクリーニングをかけて、物件の絞り込みを行いたい。これは株式投
資などでは普通に行われている方法だ。一定の基準を基に、条件に該当する物件群を抽出するのだ。その中から、より魅力的な物件を選ぴ、実際に現地に赴いて購入すべき物件を探してほしい。一生を左右しかねない大きな金額を投じるのだから、感情で買うのではなく、徹底したデlタに基づいて冷静な頭で物件を選ぶのだ。この手順だと、ひょっとしたら条件に合致する物件群の中には、魅力的な物件は見つからないかもしれない。もしも、見つからないなら、購入を見送ろう。ここで妥協してしまえば、住宅を買って資産形成するどころか、逆に家計を破壊する物件を買ってしまう確率を高めることになる。

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