FPは家を買っている人が多い!?

お金の専門家「フアイナンシヤル・プランナー(FP)」。私もそんなFPの一人である。
先日、あるテレビ番組に、私を含め4人のFPが出演した。番組の中で、さまざまな家
計の問題に対し回答するというスタイルの企画だった。「お金を貯める簡単な方法はある
のか」「老後資金は一体いくら必要なのか」など、お金に関する素朴な疑問が並んだ。
素朴な疑問だけに4人のFPの回答が一致するかというと、どちらかというとバラバラ
だ。法律や制度に関する話であれば一致するかもしれないが、こうした考え方ゃ、手法に
関する話になると、それぞれの考え方が反映されるため一致しないものである。
番組の中で叩近い質問が投げかけられたが、唯一4人の回答が一致したものがある。そ
れが「皆さんは家を買っているのですか?」という質問に対する回答だ。全員が「YE
S」と答えた。4人だけの回答なので統計的な意味はないものの、非常に興味深い回答だ
った。というのも、その前の質問であった「家は買っても大丈夫か」という疑問に対する
回答が、「YES」「NO」にはっきりと分かれたからだ。
さまざまな雑誌などを見ていると、購入派、賃貸派に分かれて議論をしているが、どらがトクなのか明確な回答は出ていない。というのも、購入、賃貸、ともにメリット・デ
メリットがあり、普通の条件であればどちらがトクという話でもないからだ。その人の噌
好や価値観、状況などによって選べばいいという話になるから、回答が分かれる。
ただ、ここのポイントは「普通の条件であれば」というところだ。普通の条件でなけれ
ば、購入したほうがいい、賃貸したほうがいい、とはっきり言い切ることができるように
なる。その条件とは、人に関する条件と物件に関する条件の2つである。
人に関する条件とは、経済的に買っても大丈夫な人なのか、購入する必要性がある人な
のか、といったもの。また、物件に関する条件とは、買ったほうがトクな物件なのか、住
かし
環境的に良好か、物件に蝦抗はないか、といったものである。FPは自分の考え方と、こ
うした相談者の条件を総合的に考えて判断するので、どうしてもFPによる回答の差が出
てしま、っ。
ただ、FPにとっては、まず購入しても大丈夫という経済条件を整えるのはお手のもの
だろう。また、買ったほうがトクだと考えられる物件を見つけるのも難しくはないはずだ。
だからこそ、FPには住宅購入者が多いのではないだろうかと思っている。全員が条件を
整えられるとは言わないが、少なくとも自分はそのように条件を整えてから住宅を購入した。「マイホームが夢」という人は多い。家が買いたいなら、家は買ったほうがトクだと
言える条件を自分で整えればいいだけのことなのだ。本書では、家を買ったほうがトクに
なるための、人の条件と家の条件を整える方法を解説していこう。